「アストロクス88Dツアーとプロ、どっちを選べばいいの?」そんな疑問を持つ方は多いですよね。
この記事では、ヨネックスの人気モデル「アストロクス88Dツアー」を実際に試打・比較しながら、PROとの違いやリアルな打球感をわかりやすく解説します。
スマッシュの威力やドライブの安定感、レシーブのしやすさまで、プレースタイル別に詳しく分析。
さらに、最適なガットやテンション設定、どんなプレイヤーに合うのかも紹介しています。
「攻撃も安定もどちらも譲れない」中上級者にこそ選ばれる理由を、実体験ベースで徹底レビュー。
これからラケットを選ぶ方や、88Dプロとの違いに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
アストロクス88Dツアーとは?基本スペックと特徴
まずは、アストロクス88Dツアーがどんなラケットなのか、その基本情報を整理していきましょう。
アストロクスシリーズは、YONEX(ヨネックス)が展開する人気のバドミントンラケットシリーズです。その中でも「88Dツアー」は、ダブルス後衛プレイヤー向けに設計されたモデルとして知られています。
アストロクスシリーズの中での位置づけ
アストロクスシリーズには「88S(スキル)」と「88D(ドミネート)」があり、それぞれ前衛と後衛プレイヤーに特化した設計になっています。
88Dツアーは、その中でも“後衛でのスマッシュや攻撃力を重視したプレイヤー向け”の位置づけです。
同シリーズの中で「PRO」「TOUR」「GAME」「PLAY」という4段階モデルが存在し、88Dツアーは上位モデルの中間層にあたります。
| モデル名 | 製造国 | 対象プレイヤー層 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| アストロクス88D PRO | 日本製 | 上級者 | 約33,000円 |
| アストロクス88D TOUR | 台湾製 | 中上級者 | 約20,000円 |
| アストロクス88D GAME | 中国製 | 中級者 | 約15,000円 |
| アストロクス88D PLAY | 中国製 | 初級者 | 約10,000円 |
このように、88Dツアーは価格・性能ともに「PROに近い性能を手頃に味わえるモデル」といえます。
ヘッドバランス・重さ・硬さなど主要スペックまとめ
アストロクス88Dツアーはヘッドヘビーな設計で、スマッシュに角度を付けやすく、遠心力を活かした攻撃的なプレーが可能です。
スペックを以下の表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 重さ | 3U(約85〜89g)/4U(約80〜84g) |
| グリップサイズ | G4〜G6 |
| バランス | ヘッドヘビー(後衛向け) |
| シャフト硬さ | やや硬め |
| 素材 | 高弾性カーボン+Namd(ナノ素材) |
Namdとは、ナノレベルでカーボン繊維を強化した素材で、しなりと復元力を両立してくれるのが特徴です。
そのため、強いインパクトを与えつつも、打球後に素早くラケットを戻せるため、攻守の切り替えがスムーズになります。
総じて、88Dツアーは「攻撃的なプレイヤーが、安定したレシーブもこなせる万能型ラケット」といえるでしょう。
アストロクス88Dツアーとアストロクス88Dプロの違い
次に、もっとも気になる「PRO」と「TOUR」の違いについて見ていきましょう。
ぱっと見では同じように見える2本ですが、実際に使ってみると打感やしなり具合に明確な差が感じられます。
素材・製造国の違い
88Dプロは日本製、88Dツアーは台湾製です。
製造国の違いは、品質検査や仕上げ精度に影響します。
日本製モデルは1本ずつ厳密に検品され、微妙な重量バランスや仕上げに差が出にくいのが特徴です。
一方、台湾製はコストを抑えて大量生産が可能なため、価格が手頃ですが、メッキの剥がれや塗装ムラなどの個体差が見られることもあります。
| モデル | 製造国 | 品質 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 88D PRO | 日本 | 高精度・高耐久 | 約33,000円 |
| 88D TOUR | 台湾 | コスパ重視・軽量 | 約20,000円 |
シャフトの硬さ・打球感の差
多くの使用者レビューによると、88Dツアーはプロよりも少し柔らかいシャフトを採用しています。
この違いにより、PROは鋭くスピードのあるスマッシュが打てるのに対し、TOURはレシーブやコントロールに優れた扱いやすい打球感になります。
| 性能比較 | 88D PRO | 88D TOUR |
|---|---|---|
| スマッシュスピード | 非常に速い | やや速い |
| レシーブ安定性 | 中程度 | 高い |
| 操作性 | やや難しい | 扱いやすい |
硬すぎず柔らかすぎないツアーのシャフトは、中上級者が最もバランスよく使える設計と言えるでしょう。
価格とコスパの比較
88Dプロが約33,000円に対し、ツアーは約20,000円台と、約1万円以上の差があります。
それでいて、スペックや性能の差はそれほど大きくないため、コストパフォーマンスの面では88Dツアーの方が優秀と感じるプレイヤーも多いです。
| モデル | 価格帯 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 88D PRO | 約33,000円 | 日本製の高品質モデル。スマッシュ特化。 | ★★★★☆ |
| 88D TOUR | 約20,000円 | コスパ抜群。レシーブとスマッシュの両立。 | ★★★★★ |
つまり、攻撃一辺倒よりも「攻守のバランスを取りたい」プレイヤーにとって、ツアーは非常に魅力的な選択肢です。
実際に打って分かった!アストロクス88Dツアーの使用感レビュー
ここでは、実際にアストロクス88Dツアーを使用したプレイヤーの声や、試打レビューをもとにリアルな使用感を紹介します。
数字では分かりにくい「打球感」や「扱いやすさ」について、具体的なプレーシーンを交えて見ていきましょう。
スマッシュ・ドライブ・レシーブそれぞれの性能
アストロクス88Dツアーの最大の魅力は、強烈なスマッシュを放ちながらも、レシーブが安定する点です。
ヘッドヘビーの設計により、シャトルに強い遠心力を加えやすく、スマッシュの威力が増します。
一方で、やや柔らかめのシャフトが「しなり」を生み出すことで、打球感がマイルドになり、コントロール性が向上します。
| プレータイプ | 特徴 | 評価 |
|---|---|---|
| スマッシュ | 角度が付きやすく沈む球筋。PROよりややマイルド。 | ★★★★★ |
| ドライブ | 低い弾道でも安定して飛ばせる。 | ★★★★☆ |
| レシーブ | 反発が自然で、強打を受けてもブレにくい。 | ★★★★☆ |
特にダブルスの後衛で「相手を押し込むラリー」を作るのが得意な方にとっては、ツアーのバランスの良さが光ります。
口コミ・レビューで分かるリアルな評価
X(旧Twitter)や各種レビューサイトでは、「PROよりも柔らかく扱いやすい」「ドライブが安定して打てる」という声が多く見られます。
一部のユーザーは「スマッシュのスピードではPROに劣る」と感じるものの、その差はわずかで、安定感ではツアーに軍配が上がるという意見が多数です。
| レビュー内容 | プレイヤー層 |
|---|---|
| 「88Dプロよりレシーブが楽で、長時間プレーしても疲れにくい」 | 中上級者(社会人) |
| 「旧88Dプロの感覚に近く、打ちやすかった」 | 上級者(クラブ代表) |
| 「スマッシュの走りはプロ、操作性はツアー」 | 学生プレイヤー |
このように、ツアーはパワーと扱いやすさのバランスが非常に良く、幅広い層に受け入れられているラケットといえます。
88Dプロ使用者が感じたツアーとの違い
両モデルを打ち比べたプレイヤーの多くは、「ツアーの方が柔らかく、面の弾きが穏やか」と感じています。
そのため、スマッシュ重視のプレイヤーはPRO、操作性重視ならTOURという選び分けが自然です。
| プレイスタイル | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 攻撃特化・スマッシュ主体 | 88D PRO | 硬さと爆発力があるため。 |
| バランス型・レシーブ重視 | 88D TOUR | 柔らかめで扱いやすい。 |
総評として、88Dツアーは“攻撃的なプレーを支えつつ、扱いやすさも両立したモデル”です。
おすすめのガット・ストリング設定
ラケットの性能を最大限に引き出すには、ガット(ストリング)の選び方も非常に重要です。
ここでは、YONEXが公式に推奨するガットを中心に、プレースタイル別に最適な組み合わせを紹介します。
パワープレイヤー向けガット
スマッシュを重視する方には、「BG65チタン」や「エアロバイトブースト」などのパワー系ガットがおすすめです。
これらのガットは反発力が高く、打球時のシャトルの飛びを最大化します。
| ガット名 | 太さ | 特徴 | おすすめプレイヤー |
|---|---|---|---|
| BG65チタン | 0.70mm | 耐久性重視。強打に強い。 | ハードヒッター |
| エアロバイトブースト | 縦0.72mm/横0.61mm | 食いつきが良く、スマッシュに角度が出やすい。 | 後衛プレイヤー |
特に88Dツアーはヘッドヘビーなため、ガットの反発力がスマッシュの角度と威力をさらに高めてくれます。
コントロールプレイヤー向けガット
一方、ドライブやレシーブの安定感を重視する方には、「BG80パワー」や「ナノジー98」などのコントロール系ガットが最適です。
シャトルの食いつきが良く、繊細なコントロールがしやすくなります。
| ガット名 | 太さ | 特徴 | おすすめプレイヤー |
|---|---|---|---|
| BG80パワー | 0.68mm | 打球感がクリアで、レシーブが安定。 | オールラウンダー |
| ナノジー98 | 0.66mm | 繊細なタッチでドロップショットが狙いやすい。 | コントロール重視プレイヤー |
テンションの目安としては、男性で25〜27ポンド、女性で22〜24ポンド程度がバランスが良い設定です。
柔らかめに張るとレシーブが楽になり、硬めに張るとスマッシュのスピードが上がります。
このように、ガットの選び方ひとつで88Dツアーの性能は大きく変わります。自分のプレースタイルに合わせて最適化することが重要です。
どんなプレイヤーにアストロクス88Dツアーがおすすめか
ここでは、アストロクス88Dツアーがどんなプレイヤーに最もマッチするのかを解説します。
ラケット選びで最も大切なのは「自分のプレースタイルに合っているか」です。
88Dツアーは、その特性から特に中級〜上級のダブルスプレイヤーに人気があります。
ダブルス後衛に向いている理由
アストロクス88Dツアーはヘッドヘビー+やや柔らかめのシャフトを採用しています。
この組み合わせにより、後衛でのスマッシュやクリアが力強く、かつ安定して放てるようになっています。
特に連続スマッシュや高速ラリーの中でも「ラケットがブレにくい」のが大きな特徴です。
| プレー状況 | 88Dツアーの強み |
|---|---|
| 後衛での連続スマッシュ | シャフトの復元力が高く、打ち負けない。 |
| ドライブで押し合う場面 | 面安定性が高く、低い弾道でも打ちやすい。 |
| 中盤からのロブ展開 | しなりを活かした高く伸びるクリアが打てる。 |
一言で言えば、「後衛で試合の主導権を握りたいプレイヤー」にぴったりのラケットです。
レシーブ・ドライブ重視のプレイヤー向け
88Dツアーはスマッシュだけでなく、レシーブやドライブを安定させたい人にもおすすめです。
硬すぎないシャフトが衝撃を吸収してくれるため、強打を受け止めやすく、次のショットへの切り替えがスムーズです。
| 特徴 | メリット |
|---|---|
| シャフトがしなやか | レシーブ時のコントロール性が高い。 |
| フレームが安定 | ドライブの打点がズレにくい。 |
| やや軽めの設計 | 疲れにくく、長時間プレーでも安定。 |
特に、女性プレイヤーやレシーブ重視の方にとっては、88Dプロよりも扱いやすい印象を持つ方が多いです。
「攻撃力は欲しいけど、操作性も大切にしたい」という方にとって、88Dツアーはまさに理想的な選択肢といえます。
アストロクス88Dツアーを最大限活かすセッティングと注意点
同じラケットでも、ガットの張り方やテンション設定によって性能は大きく変化します。
ここでは、88Dツアーの性能を最大限に引き出すためのセッティングのコツを紹介します。
テンションの目安と張り方のコツ
テンション(ガットの張力)は、プレイヤーのレベルやプレースタイルに合わせて調整することが重要です。
一般的な目安は以下の通りです。
| プレイヤーレベル | おすすめテンション | 特徴 |
|---|---|---|
| 上級者 | 26〜28ポンド | 打球感がシャープで、スマッシュスピードが上がる。 |
| 中級者 | 23〜25ポンド | 反発とコントロールのバランスが良い。 |
| 初心者 | 20〜22ポンド | シャトルが飛びやすく、腕への負担が少ない。 |
テンションを高く張りすぎるとコントロールは上がりますが、ミスヒット時に衝撃が強くなりやすいので注意が必要です。
特に、ツアーはシャフトのしなりを活かす設計のため、中間テンション(23〜25ポンド)を基準にするのが最もバランスが良いでしょう。
合うガット・合わないガットの見分け方
88Dツアーの特性を引き出すには、ガット選びも大切です。
柔らかめのラケットに硬いガットを張ると、反発が強くなりすぎて制御が難しくなります。
逆に、柔らかいガットを組み合わせると、食いつきが良くコントロール性が高まります。
| ガットタイプ | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
| BG80パワー(やや硬め) | ◎ | しなりとの相性が良く、バランス型に最適。 |
| BG65チタン(硬い) | △ | 反発が強すぎて繊細なコントロールが難しい。 |
| ナノジー98(柔らかめ) | ◎ | 打感がマイルドで、ドライブ時の安定感が増す。 |
また、張り替え頻度も重要です。2〜3ヶ月に一度を目安に交換することで、常に安定した打球感を保てます。
ガットが緩むとラケット本来の性能を発揮できないため、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
最後に、練習用と試合用でテンションを使い分けるのもおすすめです。
練習では少し柔らかめに(22〜23ポンド)、試合ではやや硬め(25〜26ポンド)に設定することで、体に優しく、かつ実戦で最大のパフォーマンスを発揮できます。
こうした調整を重ねることで、アストロクス88Dツアーの性能を100%引き出すことができます。
まとめ|アストロクス88Dツアーは「攻撃と安定のバランス型」
ここまで、アストロクス88Dツアーの特徴やPROとの違いを詳しく見てきました。
最後に、本記事の内容を整理しながら、どんな人にこのラケットが最適なのかをまとめていきます。
88Dプロと迷ったらどちらを選ぶべきか
アストロクス88Dプロとツアーのどちらを選ぶかは、あなたのプレースタイルによって決まります。
以下の比較表を参考に、自分に合ったモデルを選んでみてください。
| 項目 | 88D PRO | 88D TOUR |
|---|---|---|
| 製造国 | 日本 | 台湾 |
| シャフト硬さ | 硬い | やや柔らかい |
| スマッシュスピード | 非常に速い | やや速い |
| レシーブのしやすさ | 普通 | 高い |
| 価格帯 | 約33,000円 | 約20,000円 |
まとめると、スマッシュ特化の方はPRO、バランス型プレイヤーはTOURを選ぶのがおすすめです。
どちらも高性能なラケットですが、TOURは特に「扱いやすさ」と「価格のバランス」が非常に優秀です。
こんな人に88Dツアーをおすすめしたい
アストロクス88Dツアーは、以下のようなプレイヤーに最もフィットします。
- スマッシュ力を保ちつつ、レシーブの安定感も重視したい人
- 連続スマッシュやドライブラリーを多用するダブルスプレイヤー
- 88Dプロに興味はあるが、価格や硬さがネックに感じる人
- 中上級者として、より“扱いやすい上位モデル”を求めている人
特に、「パワーも操作性も譲れない」という方には、88Dツアーが最も満足度の高い選択肢となるでしょう。
柔らかめの打感と安定感が両立しており、スマッシュ・ドライブ・レシーブのどれも高水準です。
最後に一言で表すなら、アストロクス88Dツアーは「攻撃と安定をどちらも諦めたくないプレイヤーのための万能ラケット」です。
ぜひ、自分のプレースタイルに合わせてガットやテンションを調整し、最高のパフォーマンスを引き出してみてください。


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