ど~も、きたじ~(@kitaji_minton)さんのブログで記事を書いてます
「まめの木」と申します!
バドミントン歴28年!現役時代は全日本実業団の常連でしたが、幼少期から英才教育を受けていたわけではありません。
本格的に取り組んだのは大学時代からです。
そんな後発プレイヤーの一人ですが、今回はシングルスの戦術について書かせて頂きますね。
さて、バドミントンでラリーができるようになると、シングルスの練習をすることも増えてきます。
でもコートの半面ならまだしも、全面でシングルスをしようとすると、配球がわからずどうも単調になってしまう。
気づけば、相手におもしろおかしく振り回されて、息が上がって足が止まり・・・。
そんな経験、誰でも一度はあるのではないでしょうか。
そこで今回は
『バドミントンのシングルスで狙う場所は?相手の崩し方を覚えよう!』
と題しまして、『バドミントンのシングルスで狙う場所』と
『シングルスでの相手の崩し方』を解説していきます。
ぜひ試してみてくださいね♪
【バドミントンのシングルスで狙う場所】
シングルスは、まず当然ながら、
・相手がいるところに打たない
・相手を動かす配球をする
ということが絶対必要です。
簡単な図を作ってみました。
ドリブンクリアー・・・③、④
ハイクリアー・・・③、④、⑥
ドロップ・カット・・・①、②
とりあえず、相手を動かすショットで説明すると、図で言えばこのようになります。
相手が左利きのプレイヤーでも基本的には同じです。
ここで、「コートの四隅を狙うことは当然として、なぜハイクリアーで⑥を狙うのか」と
いう疑問をお持ちかもしれません。
ここには戦術が一つあります。相手に追い込まれて苦しくなった時、ハイクリアーで逃げる
ことはよくありますが、無理にコーナー(③や④)を狙う必要は無いのです。
これは、ロビングでも同じです。
一つは、ミス防止のため。
苦しい状態からコーナーを狙ってサイドアウトしたり、
無理にクロス方向を狙って飛距離が足りないと、意味がありません。
もう一つは、守備の点から。簡単に図で説明すると、以下の通りです。
つまり、追い込まれて困った時はコーナーを狙わず、ど真ん中に逃げることが意外と
有効になるんですね。
またその際も、「やばい、追い込まれている」とネガティブに考えて動きが悪くなるより、
「一度リセットして振り出しに戻そう」というポジティブな気持ちの持ち方が大切です。
ただし、もちろんしっかりコーナーを狙える方が形勢逆転につなげやすいので、その点は
ご承知置きください。
そしてあなたがスマッシュを打つ場合、上達するまでは、立ち位置から近い方のサイドを
狙うことをお勧めします。
図で説明しますね。
それならクリアーもドロップも、クロスは相手の前を通過するではないかとツッコミたく
なりますよね。
もちろんその通りですが、スマッシュに対して、クリアとドロップというのは、軌道の違いと速度の違いがあります。
「軌道の違い」
クリアーは相手の頭上を通り、ドロップは相手の前方を通ります。クリアーの高さが
低すぎたり、ドロップがど真ん中に飛んでしまう場合は別として、きちんと打てれば
相手から離れた軌道を通ります。
しかしスマッシュは、ドロップのように失速せず矢のように飛んでいくため、相手の近くを
通過する軌道となります。つまり、軌道が悪いとすぐに捕まります。
「速度の違い」
スマッシュは、クリアーやカットと比べてもスピードが桁違いです。
また力を込めて打つため、打った後の動き出しが他のショットよりやや遅れがちです。
従って、もしクロススマッシュのコースが甘くなり、相手に捕まると途端にピンチに陥ります。
その理由から、慣れないうちはクロススマッシュは避けた方が無難と言えますね。
【シングルスでの相手の崩し方】
シングルスで相手を崩すには、色々な方法があります。
- オープンスペースに打つ
シングルスの基本ですね。「ストレートのショットをクロスリターン」、「クロスの
ショットをストレートリターン」すると、相手から離れた位置に打つことになります。
- 相手の苦手な場所に打つ
これもシングルスの基本ですね。相手がラウンドが苦手なら、そこを攻めましょう。
- 意表を突く
相手の予想外の返球をすることですね。
シングルスに慣れてくると、相手の体勢から返球が予測できるようになります。
例えば、
あなたがラウンド側に追い込まれて完全に背面を向けてしまった場合。
相手は、あなたが
十分に返球できないと予測し、ネット前に詰めてきますが、そこからハイバックで大きな
クリアーを打てば、相手の意表を突くことができます。
- フェイントを使う
ヘアピンを打つと見せて、相手を前に引きつけてから後ろに返すなど。相手が思いっきり
引っかかると気持ち良いですよね!
- コースぎりぎりの正確なショット
フェイントを使わなくても、これができれば相手を崩せます。フェイントに頼る前に、
まずこちらを練習した方が良いと個人的には思っています。
- 相手の返球を予測し、早く返す
相手の体勢から返球を絞り込み、早くリターンすることです。
初めて対戦する相手の場合は序盤で相手をよく観察しておくことが大切になります。
- 自分のショットで相手の動きを作る
例えば、軽めのスマッシュをコースぎりぎりに打ち、相手にストレートのネットリターン
しかさせないなど。方法は色々ありますが、自分なりのパターンを作ると良いでしょう。
- そもそも速く動く
こちらもシングルスの基本ですね。
日頃の練習から、「ネット前は高い位置で打つ」、
「クリアーには、のけぞらないで自身の前面で返す」、これらを心がけるだけでも動きの
速さが上がってきます。
- 高さと速さを変える
例えば相手のスマッシュをネットリターンする際に、低く長く返球するか、ふわっと浮くようにネット前に落とすか。
これを織り交ぜると、相手がフットワークのリズムや距離感を掴みにくくなり、返球が甘くなりがちです。
まとめ
今回は『バドミントンのシングルスで狙う場所は?相手の崩し方を覚えよう!』と題しまして、『バドミントンのシングルスで狙う場所』と『シングルスでの相手の崩し方』を解説しました。
シングルスで相手を崩す方法は色々あり、ご自身と相手との実力差によっても変わります。
興味があるものを一度トライしてみると良いでしょう。
ただし、フェイントや高さ・速さを変えることなども挙げましたが、まずは「ショットの
正確性を上げる」「速く動く」「オープンスペースに返球する」、この基本から忠実に
取り組むことが上達の近道と私は考えています。
それらの基本がしっかりしてこそ、フェイントや戦術が活きてくるんですね。
シングルスの戦い方には様々なものがあるので、いろんな人のシングルスの戦い方を研究してみましょう。
きたじ~さんの書いた、シングルスの戦術についての記事も載せておきますので、参考にしてみてくださいね。
【参考記事】>>>バドミントンのシングルスのコツ!試合で勝てる戦術を紹介!
それでは今回はこの辺で!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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